ヨーロッパにはたくさんの大学があり、プログラムも豊富で様々な選択肢がある一方、システムもそれぞれ異なり複雑です。自分にあった進学先(大学及びプログラム)を選ぶためには時間に余裕を持って早めに情報収集をスタートさせることをお勧めします。

通常、準備期間として(情報収集から学生ビザ取得、住居探し、日本を出発するまで)1年見て頂くことが理想です。半年以内の準備期間でも進学は可能ですが、申し込める大学に限りがあること(多くの国立大学は願書締め切りがすでに決まっているため、願書締め切り後の申し込みは一部を除いて不可能です)そしてすべての準備に費やす時間が少なくなるということを念頭に入れておいてください。


出願タイムテーブル

個人によってスタート時期は異なりますが、一般的なタイムテーブルは下記の通りです。


Part 1: 大学探し

EN EuroEducationが提供する大学探しのプロセスは、単に生徒さんと話をし手元にあるリストの中からいくつかの大学を紹介する、といった単純なものではありません。カウンセリングを通してまず生徒さんの個性を把握し、次に何を学びたいのか、将来どういった分野で活躍したいのか、といったインプットをもとに、興味のある外国語や文化、予算など様々な希望・条件に沿った国、街、大学、学部をセレクトしていきます。そして必要に応じて大学側にコンタクトを取り、アドミッションの条件・資格等を確認した上で、基準を満たした大学をリストアップする、という幾つかのステップから成り立ちます。このプロセスにはハイレベルの専門知識と経験が必要とされます。

ステップ1:イニシャルミーティング

事前アンケートに答えてもらった後に、生徒さんの性格、進路希望、将来の目的などについて話を聞き、生徒さん自身を理解することに焦点を置いたミーティングです。カウンセラーはこの際に現状をより把握するため、生徒さんの成績についても話をします。

ステップ2:パーソナリティテスト&分析

生徒さんには2つのパーソナリティーテストを受けて頂きます。カウンセラーはこれらの結果を分析し、後日別のミーティング日を設けます。そこでは単に結果を伝えるのではなく、分析結果が何を意味するのか生徒さんと詳しい話を重ねていきます。これは、生徒さん本人に自己理解を深めてもらうためのものであり、様々な角度から自分を見つめることができます。

ステップ3:マインドマッピング

Best Fit University を探し出すために、カウンセラーとマインドマッピングを行います。様々なファクターを書き出していくことで何を勉強したいのか、どういった環境で勉強したいのか、そしてそれをどう将来へつなげていくか、などが明確になってきます。

ステップ4:大学及び奨学金リサーチ &リスト作成

ステップ1から3の内容・結果、そして学費や環境への希望・条件なども踏まえて、生徒さんの可能性を最大限に引き出してくれる大学及び学部をヨーロッパ28カ国を対象にリサーチ、セレクトします。単に大学名、学部名だけが掲載されたリストではなく、各大学では一体どういった授業が提供されているのか、出願条件は何か、そしてその条件を満たしているかどうか、エラスムス制度は充実しているかどうか、インターンシップ制度はあるのかどうか等、様々な情報を集め、その生徒さんだけのカスタマイズされたリストを作成します。

ステップ5:大学&学部の概要説明

上記のリストの内容、そして選択理由をひとつひとつ詳しく説明します。

ステップ6:出願大学決定

紹介した大学の中からどの大学のどのプログラムに出願するかをカウンセラーと一緒に話し合いながら決めていきます。

Part 2: アドミッション・サポート

出願する大学・学部を決めた後、新たに別のミーティングを設定し、何をいつまでに準備しなくてはいけないか、エッセイの書き方や面接の指導なども含め、入念にスケジュールを組んでいきます。

1)スケジュール作成

大学が設置した願書締切日をベースに必要書類の内容を事前にチェックし、全ての書類を提示された期限までに用意・送付できるようスケジュールを作成しナビゲートします。また、大学によっては、アプリケーション送付後に、面接や筆記試験を設けているところもありますが、こちらのスケジュールもコーディネート致します。

2)アプリケーション・サポート

ヨーロッパの大学への申し込みのシステム及び必要書類は、国・大学・学部によって異なり複雑です。正しい書類の作成、そして記入漏れがないよう、アプリケーションフォームと呼ばれる願書の記入方法から必要書類確認までのお手伝いをします。

3)入学審査&奨学金サポート(エッセイ指導・添削、履歴書及び面接指導など)

ほとんどのヨーロッパの大学では、学力査定の一部として、与えられたトピックを題材にエッセイを書くことを要請しています。日本では書き慣れないエッセイですが、エッセイの内容のアドバイスや内容・文法添削をサポートします。

奨学金を申し込む場合も、審査過程としてエッセイの提出や面接を設けている大学が多いので、奨学金取得可能性を最大限にできるようマンツーマンで対策を練り指導致します。

また、学部によっては Curriculum Vitae (CV)という、いはゆる履歴書送付を求めてくる場合もあります。CVは日本のように決められた書式(テンプレートと呼ばれるもの)は存在せず、書く内容、デザイン、すべて自分で考えなければいけません。さらに、生徒さんのパーソナリティ、モチベーション、そしてプレゼンテーション能力を知るために面接を設けている大学もあります。EN EuroEducation では、これらの入学審査にも十分に対応できるよう、CV 作成、面接の練習などを全面的にサポート致します。

4)最終決定に関するアドバイス

願書を提出した複数の大学から入学許可を得た場合、必要に応じて最終的にどの大学で何を学ぶか、最終決断のプロセスにおいてカウンセリングを実施します。


【注意事項】

  • 多くの大学は、英語が母国語ではない生徒に対してTOEFL、IELTSといったテストのスコア提出を求めています(場合によってはSATも)。ENではこれらの試験への直接指導は行っていませんが、マンツーマン、あるいは少人数制での指導可能な専門家を紹介させて頂くことは可能です。詳細はこちらから
  • ENはガイダンスカウンセリングを提供する組織であり旅行代理店ではありません。進学先が決まった後の飛行機のチケットの手配や滞在許可、寮・アパートなどの手配代行は行っておりません。

サポート内容&料金

サポート内容

主なサポート内容は下記の通りです。

  • 個別カウンセリング
  • 出願資格の査定(成績、課外活動、履修科目など)
  • パーソナリティーテスト
  • マインドマッピング
  • 大学のタイプや興味のある学問分野の絞り込み
  • 大学リサーチ(EUメンバー27カ国及びスイス対象)
  • リスト作成及び概要説明
  • 奨学金リサーチ

  • 奨学金申請サポート
  • 大学との連絡代行
  • 出願スケジュール作成&管理
  • アプリケーションサポート
  • エッセイ(ブレインストーミング&添削)
  • CV作成サポート
  • 面接指導&模擬面接
  • 大学訪問 and/or 大学訪問アレンジメント
  • Post-application サポート

※上記以外にも課外活動を充実させるためのアドバイスや、サマースクール情報など、必要に応じて情報・機会を提供しております。

サポート料金

料金はガイダンスカウンセラーが生徒さんに費やす時間をベースに見積もり、約1年間指導のパッケージ料金を提示しております。個人指導の内容やサポート時間、料金についての詳細はこちらのページからお問い合わせ下さい。


※EN EuroEducation はベルギーで設立された組織であるため、法律上料金は現地の通貨であるユーロで請求させて頂きます。


なぜサポートに料金がかかるのか?

無料でカウンセリンングを提供している組織の多くは留学仲介・斡旋業者、いはゆる”エージェン ト”と呼ばれるもので、契約を結んでいる⼤学に⽣徒を送り、その報酬として⼤学側からコミッション(仲介⼿数料)を受け取ることによって経営が成り⽴っています。EN EuroEducation は留学エージェントではありません。 IACAC (International Association for College Admission Counseling) が定めた「カウンセラーは⼤学側の利益⽬的のためではなく⽣徒の将来を第⼀に考えた⽣徒主導のカウンセリングを提供する」という倫理規程 (Code of Ethics) に沿って活動をするガイダンスカウンセラーです(ガイダンスカウンセラーについての説明はこちらをご参照ください)。

EN EuroEducationは、ヨーロッパ⼤陸にある大学・大学院で、英語で学士課程(Bachelor’s programs) あるいは修士課程 (Master’s programs) を提供している全ての⼤学をカバーしておりますが、カウンセラーとして中立的な立場を保つためどの⼤学ともビジネス的なエージェント契約は⼀切結んでおらず、大学から仲介・斡旋⼿数料・広告料⾦などは⼀切受け取っておりません。生徒さんがクライアントである為生徒さんに対しての料金が発生致します。
大学の営業部としての役割を持つため、無料で取引先の大学を紹介できるエージェント(そのかわり紹介できるのはエージェント契約を取り交わしている大学のみ)、生徒さんの依頼によって個別に動くコンサルタントであり、個人の希望・条件にそって存在する大学・大学院全てを対象にリサーチを行うため選択肢がぐっと広がるがコンサルティング料金が発生するガイダンスカウンセラー、一見似ていますが全く異なります。ニーズによってどちらの力をかりるのがベストなのかご検討下さい。