留学するならヨーロッパ!の理由
なぜヨーロッパは今まで留学先として注目を浴びなかったのでしょうか? 歴史、芸術、文化、多様性…ヨーロッパは様々な魅力に溢れています。
欧州連合が設立されて以来、加盟国は、何世紀にもよって構築されてきたそれぞれの国のアイデンティティーを維持しながら「統一されたヨーロッパとしてのアイデンティティー」を発展させるために協力しあってきました。さらに、学生と教員の流動性を可能にしたボローニャプロセスによって、ヨーロッパでの教育は、文字通りボーダーレスになり、より興味深く意味のあるものになりました。グローバルな関心を持っている学生や教員に集まってもらうために諸大学が言語の壁を取り除いて世界の共通言語である英語でコースを提供するようになったからです。
ここではヨーロッパ留学の魅力をいくつか挙げてみたいと思います。
多様性
多様性を学ぶには実際に異文化に触れること以上に良い方法はありません。ヨーロッパ大陸が誇るボーダーレスな環境(移動の自由)のおかげで、ヨーロッパ各国にはたくさんの文化が溢れています。自分の部屋から1歩出れば、様々な国の人々と出会い、そこから異なる文化を学ぶことできるでしょう。
目指せマルチリンガル!
英語で授業を受ける環境なので英語力は必ず上達します。しかしキャンパスを出ると当然そこは非英語圏の世界です。ヨーロッパにある多くの国では英語が十分に通じますが、せっかくなので現地の言葉にも耳を傾けてみましょう。語学はやればやるほど身につくものです。毎日の小さな努力の積み重ねが実を結ぶことになり、数カ国語を話せるようになるまで努力した、という経験はこの先の就職活動や社会人となってからでもきっと役に立つでしょう。
質の高い教育
世界で最も歴史のあるヨーロッパの高等教育は、今日もその卓越した学術研究で他国を牽引し続けています。この質を維持する為、各国は高等教育機関の定期的なプログラム審査を義務付けられています。さらに、各教育機関及びプログラムは、認定高制度(アクレディテーション)によって世界的に保証されています。
理論と実践を学ぶ
学説をメインに学ぶ多くの日本の大学とは異なり、ヨーロッパの多くの大学、特にリベラルアーツスタイルを採用している一般及び応用科学大学では、学説だけを学ぶのではなく、学説が現場でどのように応用されているのかまでを教えています。試験に備えて答えを丸暗記する、という方法ではなく、生徒が経験を通して学んだことをスキルとして身につけていくことにも重点を置いているからです。現場で働いているプロフェッショナルによる講義を設けたり、多くの大学ではインターンシップ・オフィスを設けており、生徒たちが教室内だけでなくもっと広い範囲で実用的な部分を学べる機会を提供しています。
お手頃な学費
ヨーロッパでは教育は最も重要なものと位置付けられ、適切な資格を持つ全ての者に与えられるべき権利とみなされ政府が経済的な援助をしている為、学費は北米や英国に比べるとかなりお手頃です。また、殆どの学士課程は3年で修了することも魅力です。
学生ビザで簡単海外旅行!
シェンゲン協定に基づき、EU諸国の大学から発行された学生ビザを所有している場合、シェンゲン地域内の国(26カ国)を自由に旅行することができます。
グローバルネットワーク
多国籍の学生や教授たちと切磋琢磨するヨーロッパ留学生活。そこで培われる友情とグローバルなネットワークは、あなたを次のチャンスへと導いてくれるはずです。
グローバル・キャリア
ヨーロッパの多く国では、その国の学位を有する留学生が就職活動を目的として学位取得後も同国に滞在することを認めています。労働許可の取得も比較的簡単です。さらに、EU加盟国で発行された労働許可書があればが学生ビザ同様他のEU加盟国への行き来が認められます。多国籍企業でのグローバルキャリアのチャンスも大いにあります!
エラスムス(Erasmus)
エラスムスとはヨーロッパ間の教員や生徒のモビリティ活性化を目的とする交換留学制度です。日本人でもヨーロッパの大学に正規の学生として在籍している生徒は半年から1年の間、エラスムス制度を使っての交換留学が可能、いはゆる大学生活の中で2度留学できるということです。また、エラスムスは留学目的だけでなく、インターンシップ目的にも使用できます。奨学金を提供しているとこともありますし、制度内で単位が統一されているのでエラスムス留学によって卒業を延期しなくてはいけない、ということもありません。このようにヨーロッパでは費用をかけなくても学生が外国で暮らし学ぶことで視野を広げ、国際社会で活躍できる人材に育つよう政府が様々な支援を提供しています。